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彼の言葉に甘えて中に入ると…朝御飯の良い匂い…同時に僕のお腹がクゥ~…っと鳴った。
彼を見ると、笑いを堪えてる……そんなに肩を震わせなくても…って位に堪えてる…。
「…笑って良いよ…」
「…っ…や、可愛いなと思って」
ククッと笑いを堪えながら彼が答えた。
って…可愛いって、女の子に言う言葉じゃ……?
「おはよう。郁ちゃん」
居間に行くとおばあちゃんが暖かく迎えてくれた。
「おはようございます…って…僕の……?」
テーブルの上には僕の分が既に用意されていた。
「きっと来るって思ってたからね」
まだ笑いながらの彼の言葉におばあちゃんはにこやかに笑って頷いた。
…この前から思ってたけど、僕の行動とかって分かりやすいの……?
今まで気付いてなかっただけに、かなり恥ずかしい……。
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