プロローグ…

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そこには二人の男が居た。 一人は膝を着き涙を流して居る。身体を強く雨が打ち付ける。 もう一人は悠々とそこに立ち男を見下げ笑って居る。 「騙された!!」 突然、膝を着いて居た男が叫んだ。黒服の男にでは無く空に向かってと言う感じで… 「騙して当然だろ…俺は詐欺師なんだからな…」 それを聞いて男を見下げて居た黒服の男も追い撃ちを掛ける様に言った。 「残念だったな…」 最後にそう言って黒服の男はその場をゆっくりとしっかりした足並みで立ち去った。 後に残った男に合ったのは孤独と絶望だけだった…
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