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「おまたせ…。」
俺の前には、私服に着替えた亜紀が立っていた。
私服の亜紀はとにかく綺麗だった。自慢したいくらいに…。
「行こっか。」
俺と同じように亜紀も、久しぶりの再開で嬉しそうだった。
俺は、亜紀に連れられるがままバス停まで来た。
俺はそこに持っていた物を置くと、亜紀と話す。
いくら話しても、話しが尽きることはない。お互いまだ言いたいことが有るようで、俺達に沈黙は無かった。
バスが来ると乗り込み、座る。そしてバスは発車した。
忘れられた手荷物は、むなしく泣いていた。
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