再開

7/7
前へ
/35ページ
次へ
「おまたせ…。」 俺の前には、私服に着替えた亜紀が立っていた。 私服の亜紀はとにかく綺麗だった。自慢したいくらいに…。 「行こっか。」 俺と同じように亜紀も、久しぶりの再開で嬉しそうだった。 俺は、亜紀に連れられるがままバス停まで来た。 俺はそこに持っていた物を置くと、亜紀と話す。 いくら話しても、話しが尽きることはない。お互いまだ言いたいことが有るようで、俺達に沈黙は無かった。 バスが来ると乗り込み、座る。そしてバスは発車した。 忘れられた手荷物は、むなしく泣いていた。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加