プロローグ

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どしゃ降りの雨の中…、俺は傘をささずに道を走っていた。 「寒っ…。」 風邪をひいたかもしれない…。 俺は走る速度を速めた…。 「何で傘を忘れたんだよ!」 次第に俺は自分のミスにイラつき始める。 「…ャ。」 「…んっ?」 何か聞こえたような…? 辺りを見回したが、辺りには段ボールしかない。 「…気のせいか。」 そう思い再び走り出そうとした時、今度は弱々しいが確かに何か聞こえた。 「ニャァ…。」 段ボールからだ!
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