プロローグ

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段ボールの近くまで行くとそこには 『拾ってください』 と書かれていた…。 俺は段ボールの中を除き込んだ。 段ボールの中には雨に打たれて体を震わせている小さな猫がいた。 「お前…、捨てられたのか…。」 「ニャァ…。」 実は俺も物心がついた頃に親に捨てられた…。 だからお前の辛さ…、分かるよ。 俺はその猫を抱き抱えると再び家に向かい始めた。 俺の住んでるマンション…、確かペット禁止だったな…。 まぁいいか…。
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