─ライの過去 Ⅰ ─

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「…はぁ、なんでこんなことになったんだろうか…?」 一人夜空を見上げてボソリとそう呟いたライ。 宿で寝ようと思っていたのだが、寝付けないらしく外に出てきたようだ。 「俺…独り身なのかな?…親と一緒に暮らしてるとしたら、心配してるだろうな。」 野原に寝転がり月明かりのない星だけの夜空を見ていたらいつの間にか寝てしまったのだろう。 静かな野原に穏やかな寝息が静かに響いた。
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