─美少年─

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「何……これ…っ。」 街について最初に口を開いたのはディアだった。 「何があったんだよ…?!」 ライ達は自分の目を疑った。 建物がみな壊れていて人一人見当たらない。 「何でこんな……。」 ディアは辺りを見渡し人が居ないか確認した。 が、やはり人の姿がない。 するとディアがいきなり歩き出した。 「どうしたんだよ?」 「何か声が聞こえるわ…。こっちの方から。」 ライも耳をすませた。すると人の話声が聞こえてきた。 二人は声のする方に向かっていった。 そして、壁に隠れながら声のする方を覗いた。 「離せっ!!!離せーっ!!!」 するとさっきの子が兵隊のようなものに腕を掴まれていた。
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