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少し風の強い春のど真ん中
新しい風が吹く
少しの不安と小さな期待を
五分と五分に乗せた自転車
とまどいながら回るペダル
かごにつめこんだのは決意
回るタイヤあなたのもとへ
太陽の輝く涼しい朝の日
キラキラ光る世界の中で
違って見える毎日通う道
子どものようにはずむ心
何も考えないで動く足は
ただペダルを踏みしめた
走った走った
ただ走った
菜の花の咲き誇る道
菜の花ロードと勝手に名付け
黄色い道を駆け抜けた
どこまで行けば君に逢える?
どこまで行けば伝えられる?
ただ君に逢いたい晴れた春
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