2007年4月13日

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亜美、今日のサークルはいいと思うよ。 先輩が優しくていい人ばっかで楽しいんだ。 私たぶんここ入るし。 弾んでいる美樹の声が耳に届いてくる。美樹はこっちに来て入学式でたまたま会った友達。 地元がこっちなため、もともと大学に友達も多い。 へぇ、良さそうだね。 わたしも楽しみ。 どうせ、いつもと変わんないんだろうな。と思いながらも友人が褒めているサークルのことは少し気になった。 正直サークルについてはどうしようか迷っている。 大学において学問系のサークルに入って勉学に邁進する、それは大学に来るまでの計画。 しかしそれも自分の中の大学のイメージの変化と共に変わっていた。 ホットスタートの新歓コンパに来た新入生はこっちだよ~。 サークルの誘導係が大きな声と身振りで呼び寄せていた。 その誘導係に連れられ他の一年生と一緒に店へと向かう。 君らはあっちね。 上級生に指示された通りに美樹と机につく。 いつもと全く同じ感じ。 店さえも三日前のサークルと一緒だ。 安っぽく雑多な店の中ぎゅうぎゅう詰めで座る。 席の近い人達と簡単な自己紹介をかわし、ちょっと会話をする。 そんな時だった。 がくせいちゅ~も~く!! そこで亜美は見た。そして彼のことを知ることとなった。 亜美にとって幸福であったか不幸であったかわからない出会い。
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