【通常戦】

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朝霧さんが、 私に、 話しかけてきた。 「舞さん! 右へ移動するんだ! 僕が、後ろから、 援護射撃をして、 君の前にいる、 人魂を、全て倒すから!」 私は、頷き、 すぐさま、右へと、 移動しはじめた。 それを確認した、 朝霧さんは、 おそらく、 私の移動のペースを、 考えてくれているのだろう。 後方の、 レアモンスターに、 警戒しつつ、 少しずつ、 移動をしながら、 敵を倒し始めた。 そして、 しばらくすると、 朝霧さんは、 パソコンをチラリと、 横目で見て、叫んだ。 「このまま行くと、 行き止まりだな…。 …よしっ! 舞さん、ここらで、 上へと移動しよう!」 そう言い、 朝霧さんは、 後方から、 前方へと、出てきた。 「はい、 …分かりました!」 私は、頷き、 同意した。 「…うん。 じゃあ、舞さん、 今度は、僕が、 先に行くよ。 …危険な事は、 全て僕が、 引き受けるから!」 ――!! (…朝霧さん…) …この人は、 何故、こんなにも、 頼もしいんだろうか…。
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