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朝霧さんが、
私の様子をみて、
静かに、
話しかけてきた。
「…舞さん、ありがとう。
まさか、逃げずに、
居てくれるなんて、
思わなかったから…、
………、
僕、実は、
今、凄く嬉しいんだ…」
私は、頷き、
微笑んだ。
すると、
更に、朝霧さんは、
「だから、
どんな結末になろうと、
構わないから…。
気にしないで、
思うようにやってほしい」
そう言い、
優しく微笑んできた。
「……朝霧さん…、
………、
ありがとうございます！
私…なんだか、
出来そうな気が、
してきました…！」
私は、そう声をあげ、
決定ボタンに、
手をかける。
…勿論手は、
震えていた。
（…でもここで、
負けるわけには、
いかないんだ…！！）
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