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その瞬間、
画面が切り替わり、
鏡の中の悪霊の
グラフィックが表示された。
――血まみれの女の霊。
…それが鏡から、
はいずるようにして、
上半身を乗り出しているのだ。
まるで私達を、
引きずり込もうと
しているかのようである。
グラフィックのみでも、
かなり…気味悪い。
実際、こんなものを
見てしまったら、
恐怖のあまりに
気絶してしまいそうだ。
すると、
隣から太一さんが
話しかけてきた。
「舞、無理しないよう
頑張るっすよ!」
「はい…頑張ります!」
私はそう言い、
画面に集中した。
今は、恐怖を
感じている場合ではない…。
戦闘に、
集中しなければ…!!
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