【通常戦②】

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(つ、強い…! ダメージが1850?!) 半端ない。 さすがBランクだ…。 (勝てるの…よね?) 私が驚いて固まっていると 太一さんが話かけてきた。 「舞、大丈夫っすか? コイツなら、 僕の攻撃あと一回で、 倒せるっすから」 (な、なんだ…、 そうだったのか) 少し安心できた。 「は、はい。 大丈夫です!」 私は返答する。 太一さんは、 頷き、更に喋り出した。 「まさかこの技 もう使ってくるとは…。 ちょっと予定外すよ」 ――予定外?…成程。 太一さんの この発言からすると、 今の技はあまり 使ってこない技のようだ。 そして私は再度、 ゲーム画面を確認する。 勿論のこと、 私のターンで制止していた…。 私が操作しようとすると、 太一さんが更に、 話かけてくる。 「どうでもいいすけど、 回避の指輪LV3って、 マジ凄いす。 最高レベルすよ。 誰かにもらったんすか?」 「…えっ?! そうなんですか? 朝霧さんが くれたんですが…」 私は驚きながら、 返答した。 「…アイツ…、 金持ちすね」 太一さんは、 独り言の様に 小声で呟いた。
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