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終わった…。
戦闘は無事、
私達の勝利で終了したのだ。
私が、
ホッと息をつき、ゲーム機を
テーブルに置くと、
同時に太一さんが笑顔で、
私に話かけてきた。
「舞、お疲れっす。
手に入れた神経機能は
僕が持ち主に
返しておくっすから」
「はい、お願いします」
私も笑顔で、頷いた。
更に、太一さんは続けた。
「…そろそろ交代の
時間っすかね」
(…?)
――交代?
「どういうことですか?」
わけが分からず、尋ねる。
太一さんは、
食堂の入り口を指差した。
見ると、
そこには朝霧さんが、
息を切らして
立っているではないか!
朝霧さんは、
私達を見付けて走ってくる。
「…太一、
…まっ、舞さ…ゼエ…ゼエ
。…あっあ…の…ハアハア…、
………ゼイゼイ…ハア…」
息切れが酷く、
まるで言葉になっていない。
てか朝霧さん…。
一体どんだけ
急いできたんだ?!
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