突然やってきた生き物について。

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「いたっ」 ピリッと足の裏に痛みが走る。足の裏を見てみると、何個かガラスの破片でついた切り傷が。 「……スリッパ履こう」 色々なことを含め、疲れがどっと押し寄せた。早く片付けて寝てしまおう。 ―――朝、私はいつもより早く起きた。ドラゴンが心配で結局リビングで布団をひいて眠っていたのだが、物音がして目が覚めた。 「うっ…なに…?」 身を起こして虚ろな目をこすっていたが、ドラゴンが起き上がっていたのでビックリして目が覚めた。 「っちょ、な、なにしてるのアンタ!」 昨日の今日で怪我なんて治ってるわけもなく、手当てしたガーゼやら絆創膏(ばんそうこう)やら辺りに散らばり、生傷向きだしでドラゴンは飛ぼうとしていた。 「バカ!!!」 手に持った毛布を投げ付けると、毛布の重さでドラゴンは床に落ちた。 「なに考えてんのよ!治ってないくせに動き回るな!」 せっかく手当てしたのに台無しじゃない! 毛布の中から警戒した声が聞こえてくる。意識は戻ったようで安心だが、それよりも傷が心配だ。 .
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