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病院の帰りに実家に寄った。
「お母ちゃん、どうしよう…」
実家に着くなり私は母に泣き付いた。
「赤ちゃんになんかあるかもしれん。」
私の告白に母も戸惑いを隠せないようだった。
「先生は検査をさせてくるって言われただけなんやろ?まだ分からへん。お母ちゃんが一緒に行ってあげるから安心し。」
母の言葉に私は少し落ち着いた。
家に帰れば幼い我が子が待っていた。子供たちの前では泣く訳にはいかない…その想いが自分を支えていた。
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