中学生

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私がカズシ君をふったことは、小さい学校の話題にすぐになった カズシ君とは気まずくなり話すこともなくなってしまった この頃から、力也がよく、私に話し掛けるようになっていた そしてこの頃から 「陽菜ちゃん…」から 「陽菜に…」 「力也くん…」から 「力也に…」 なったんだ… いつのまにか、ケンカをするくらい仲良くなっていて、いつのまにか、二人でいることが多くなっていた 消しゴムを忘れた時も、すぐ隣の席の女子ではなく、離れた私のほうへ借りにきた だから私は 力也の特別…… そんなふうに思いはじめたんだ…… そしてこの頃 気付きました 自分の気持ちに…… 私はあなたに恋をしました  
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