中学生

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佐和子は物足りなさそうな顔をしていた だけど、話はそれ以上は進めず他愛もない話をしていた お昼休みになっても 放課後になっても 話をきりだせない いつもみたいにはしゃぎながら、話をきりだしてもよかったのに 話す機会はいくらでもあったのに 勇気がでない 本当に沙織が好きだと知った時 私は冷静でいられるだろうか? 怖くて、苦しくて 聞くことができないまま 一日は過ぎていった  
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