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「おーい、朱雀院。
その人は誰だ~?」
諒人たちの担任が教室に入って来たときの第一声がそれだった。
一人だけスーツの大人は確かに異様だ。
「先生、大丈夫ですから」
諒人は自分でも何が大丈夫なのかわからなかったが、とりあえず答えてみた。
「そぉかぁ?
白亜がそう言うならまぁ、いいか。」
言ってみるものだ。
言われた当の本人達は、我関せずと知らんぷり。
全く、この先生が規則を何が何でも守る人なら、大騒ぎなんだぞ!!
諒人は心の中で叫んでいた。
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