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【11月5日：麻紀と遊ぶ約束をする】
昼飯を食べ終えて、5～10組のある校舎へつながる渡り廊下を歩いていると、いきなり後ろから腕を引っ張られた。
「なんで学校来ることあたしに言わないの！？」
リサの口調は完全に怒ってるとき用だった。
「っせえな、なんでいちいち言うんだよ」
「普通彼女にくらい言うでしょ！？」
「朝、遅刻ギリギリだったからしょうがねえだろ」
「うそ！ナッツが学校来る前にもうキイチがいたって言ってたもん！」
奈津子のバカ、俺に迷惑ばっかかけやがって。
「ごめんて、今日帰り飯食いに行こうぜ」
「おごってよ」
「わかったって」
「デニーズのオムライス」
はあ…、どうせセットだろ？いつも俺のおごりじゃん。
青田がにやにやしながら通り過ぎて行ったが、そんなこと気にしない。
リサを教室に追い返して、10組に急いだ。
翔太、うまくやってくれただろうか。
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