序章

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全ては日記の中にある。今日のパスタも明日の雪も昨日の夜も日記の中に浮かんでる。 だから君にも運命を分けてあげたい。 少しだけ未来を知る、ただそれだけだけど、君となら笑って受け入れられるだろう。 でも、俺は知らない。 この運命の深さを。 この運命の苦しみを。 この運命の恐怖を。 この運命の残酷さを。 それ以上の暖かさを。 この後、運命は加速し始める。多くの人々を巻き込み、日記の中で二人の運命は進んでいく。 笑い、泣き、喜び、怒る。素晴らしい運命が待っている。 そのことを俺はまだ知らない。
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