ハプニングサイド

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「和音ちゃんもさぁ、一緒に鍋しない?」 「鍋?」 「翔太と二人で鍋食べてぇって言ってたんだ」 「引っ張り合いながら?珍しいね」 お、言い反応。 何か言いたげな翔太を無視してたたみかける。 「おれの家でよくやってんだ。親いないから二人で色々買いこんで飯食ってるの。でも男二人じゃさびしいじゃん?」 今のは全部ほんと。 「あたしなんかでいいの?申し訳ない感じがするんだけど」 「あはは、こちらこそだって。女の子一人じゃ不安?男二人じゃ襲われちゃうもんね」 「それもそうだね、あたし可愛いから」 「調子のるな」 「翔太うるさい!あたしとご飯食べられて嬉しいんでしょ?」 「だれか他の女の子も誘った方がいいかもね」 「じゃあさ、涼子誘っていい?キイチ君と同じクラスの西川涼子なんだけど」 しまった、一歩出遅れた。 西川…、うーん、まぁいいか。それよりも、
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