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「おい、村越、酒入れるのかよ」
「いいじゃん、いいじゃん、絶対楽しいってぇ」
「翔太ぁ、和音ちゃんは酒とか大丈夫?」
「さあ?チクったりはしないだろうけど、真面目だから飲みはしないかも」
「これないと始まらないだろぉ」
「村越ぃ、ウィスキー入れるのはいいけどさぁ、うち割るもん何もないぜ」
「…、え、ワルモン?」
「ストレートや水割りじゃ女の子は飲まないだろ?」
「…、えっと、任せるわぁ」
おいおい、こいつ、まさか初めてか?
今夜の鍋の買い出しには、俺と翔太の二人だけで行くはずだったのだが、村越が無理やりくっついてきた。
二人だけだと心配だって言ってついてくるのだが、じゃあお前が行ってくれよと言うと、一人じゃ嫌だって言う。
めんどくさい奴だ。
マキちゃんは何でこんなやつを呼んだのだろう?
結局男3人、女3人ですることになった鍋は全部俺たちで準備する予定だ。
といっても、大体こういう場合は女の子が手伝いや片付けを勝手にやってくれるから、みんなで作ることになるのか。
俺の家は一人暮らしのアパートだから、親を気にする必要もないし酒も大丈夫。
リサや奈津子ならまだ大丈夫かもしれないが、二宮や西川にお酒はよくない気がする。
てか俺らにもダメなんだけど。
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