偽り

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次の瞬間、光りの中から何かが突っ込んで来た。 ???「オォォォォ」 クラウドの顔に右ストレートが襲い掛かった。 クラウド「グハァ」 クラウドは、3m程後ろに殴り飛ばされた。 直ぐにクラウドは、立ち上がり刀を構え質問した。 クラウド「貴様、一体誰だ?ナイトメアではないな」 ???「俺のことが分からないのか?」 クラウド「まさか、お前、セフィロスなのか?」 セフィロス「そうさ、俺だよ」 クラウド「馬鹿な魂と体がまた一つになっただと?有り得ない!」 セフィロス「有り得ないことはないぜ。こうやって、お前の前にいるんだからな」 セフィロスは、喋りながら自分の刀の方に歩き、刀を手に取った。 クラウド「これで、面白くなってきたな。お前と本気で戦えるんだからな」 そう言ってセフィロスの方に走りだした。 クラウド「ハァァァァァ」 二人の距離がだんだん狭まってきた。 次の瞬間クラウドとセフィロスの刀がぶつかり合い火花が散った。 たが、クラウドの刀は一回ぶつかり合っただけで、砕けてしまった。 セフィロスの思いを乗せた一撃が大きかったのだ。 セフィロスは、クラウドの腹を蹴りストームのいる所まで飛ばした。ストームまでの距離は15m程あった。 セフィロスは、刀を鞘に納めてクラウドに言った。 セフィロス「クラウド!今は退け。お前に戦う術は、ないだろ」 クラウドは、渋々その言葉を聞き、ストームにまたがった。 クラウド「セフィロスよ、この屈辱は倍にして返してやるからな!覚えていろ!」 そう言うとクラウドは、ストームと共に空の彼方に消えていった。 セフィロスが後ろを振り返るとラミア達がこっちを見ていた。
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