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キーンコーンカーンコーン
浩紀が夢の事を考えこんでいると、いつの間にかに今日最後の授業が終わってしまった。
すると、和也が帰り支度を終え浩紀のもとにきた。
「そんじゃ、夢の話は帰りながらするよ」
そう言いながら席を立った。
「わかった。それじゃあ行くか」
………
二人は自転車で下校しながら話していた。
「それで、どんな夢を見たんだ?」
「それは…夢ってわかるんだけど、変にリアルでしっかり頭に残る夢なんだ」
「それで?」
浩紀は促されるまま夢の内容を話した。
……
聞き終えた和也が口を開く
「たしかに変な夢だな。本の読みすぎとかじゃないのか?」
「そうかも……って、んなわけあるか!!」
「冗談だ……でも、なんでカギがメインなんだ?」
「わかんねぇんだよなぁ。まぁ、話聞いてもらってるし、ジュースでも奢っちゃる」
「サンキュ」
そういって、二人は自転車を止め、ジュースを買っていた。すると……
「……カギ」
和也がいきなり呟いた。
「なんだ?家のカギでも学校に忘れたのか?」
「バカか?違う、あそこにカギが落ちてるんだ」
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