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「なぁ、あれって家じゃないか?」
浩紀は軽く指を指しながら言う。
見てみると、たしかに家らしきものが見える。
「たしかに家に見えるが、さっきの鳥みたいなやつがいないぞ?」
「そうだけど、あれ以外にそれっぽいものは見当たらないし、人を見付けるって事に関しては、あそこに行ったって問題無いだろ?
ってことで、あそこまで行ってみようぜ」
そう言って浩紀はゆっくり立ち上がった。
………
「たしかに家だな」
着いたのは、煙突のある木でできた平屋だった。
山小屋のようにも見えるが、畑があり、鍬などの道具もあることから人が住んでいるだろうと考えられる。
「ひとまず、訪ねてみっか」
そう言って浩紀はドアの前に立った。
ドンドン……
「ごめんく『ドガン!』
突如ドアが勢いよく開かれ、浩紀を吹っ飛ばした。
そして、中から両手に銃を構えた男が出てきた。
……と思うと、凄い形相で銃口を突き付けてきた。
「何度来たところで同じだ!!てめぇらの仲間になんか……って……てめぇら誰だ?」
追い返すような大声で和也に向かって叫ぶ。
まぁ、途中からは、少し尻すぼみな感じではあるが。
「……ひとまず……銃を下げてもらってもいいですか?」
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