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「ハァハァハァハァ」
白い空間。そこは迷路のように通路がはりめぐらされていた。
高校生位だろうか。その少年はただ走っていた。筋肉はちぎれるほどの痛みに耐えながらも。呼吸も、もう限界のようだ。
バンバンバンバン
銃声の音ほどでかくはないが、足音が銃声がするたびに消える。1つまた1つと…
「ゼッテイ逃げてやる。負けウェェェ。」
またゲロをはく。何回目だろうか。
「畜生!機械があれば…。カードはあんのによ!」
トン
肩に手が乗った。
バシッ
振り向いた瞬間。
バンバンバン
「ゲームオーバ~」
少年は、そして眠りにつく
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