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お母さんが、来る。 それが胸の中をいっぱいにして、昨日はあまり眠れなかった。 『おばあちゃん、俺散歩してくる』 『え、あ、ああ。行っておいで』 『うん』 まだ少し白い朝。 でも、曇ってる、うん。 慎は笑顔で靴を履いた。 それでも気持ちは晴れてる。 近くにある公園に向かうことにした。
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