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更に麻琴の父こと
早乙女 哲平(サオトメ テッペイ)は、日本を中心とした世界の大企業の総取締役。
また麻琴の母こと
早乙女 栞(サオトメ シオリ)は哲平の秘書である。
よって、麻琴は社長令嬢なのである。
ただ、両親共々相当な愛子家、俗に親バカなので麻琴の言うことに頭が挙がらない。
それにより、麻琴は環境の影響により、上から目線な性格になってしまった。
麻琴「お父さんもお母さんも…何も泣くことないじゃない。」
そう、今現在麻琴が向かっているのは、ここら辺で普通の高校
出碓高校(デウスコウコウ)である。
幼稚園・小、中学校を全て自分の父親が建てた学校で、自分の娘だからと言って他の生徒より扱いを良くした。
それに対して他の生徒達は責めなかったが、麻琴は納得しなかった。
自分だけ仲間はずれされてるみたいだからだ。
だから、親が頭が挙がらないことを良いことに、普通の高校に通わせるよう強く言い放した。
最初は怒鳴ってるのか泣く5秒前な言い分なのか分からなかったが、次第に大泣きしながら了解した。
こんなのが親なのかと落胆しながも、速々と手続きを終わらせ、先月見事に合格した。
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