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夜の街に踊る
一つの人形
夜の灯に照らされ
ただただ踊るばかり
その時間はぁまりにも長く
踊っている足は削れ壊れた
それでも人形はひたすら踊る
震ぇながら…
泣きながら…
叫びを堪ぇ…
壊れた足で踊り続けた
なにを待つのかわからなぃまま
街の灯が消ぇるころ
人形(カノジョ)の周りだけ霧が囲む
人々が彼女を見失ぅほど霧が囲む
壊れた足で踊る音が途絶ぇた時
霧が消ぇた
彼女も消ぇた
まるでそれは夢だったかのように
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