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制服に着替え、1階に降りるとリビングにはよらず玄関へ向かう。
靴をはいていると母親が気付いてリビングから出てくる。
母「李苑、もう行くの?朝食がまだでしょ?」
李苑「朝食はいらない。それに、もう家を出なきゃ初日から遅刻だよ」
少年(李苑)は焦りを声ににじませ、早口で言う。
母「あぁ、そういえば今日は入学式の日だったわね」
母親は今気付いたといわんばかりの口調だ。
李苑「はぁ。
まあそういうことだから。
それじゃあ、行ってきます、母さん」
そんな母の呑気な言葉に溜め息を吐きながらもドアに手をかける。
母「えぇ、行ってらっしゃい李苑」
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