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李苑「ありがとう、藍。お陰でどうにか間に合ったよ。」
藍「別に構わん。我に用があればまた呼べ。我が主。」
李苑は苦笑する
李苑「何時になったら名で呼んでくれる?」
藍「くどい。主は主だ。」
李苑「………」
藍「………」
視線を絡めたまま数秒
折れたのは李苑だった
李苑「頑固者…」
ボソッと呟く。
藍は応えない
李苑「…もう戻れ。藍。」
藍「御意」
桜の花びらが舞うなか少年がヒトリ、立っていた。
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