般若とクマンバチ

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般若とクマンバチ

私が小学生の頃、家で般若と弟で昼ご飯を食べている時、一匹の馬鹿デカイ蜂が入ってきました。   「ビィイー!蜂!蜂!ハーチッ!」 と叫びながら、私達を置いて先に逃げました。   私六歳 弟三歳   母親失格ですね。   怖くて動けなくなった私と弟。   しばらく怯えていると般若がコッソリ帰宅。   一度違う部屋に皆で非難し、般若は撃退の準備を始めました。   しばらくして、完成した般若の防御スタイルに唖然としました。   腰に毛布を巻き洗濯バサミで止める。 セーター二枚重ね。(真夏) 左右の違う手袋(真夏) 頭に袋をかぶり、ホウキを持ってました。   なによりも緊張した面持ちの般若はヤバスでした。   逃げ腰になりながら、いざ敵(蜂君)の元へ!   私達は部屋で待機です。   数秒後…   ガタンッ! ビィイーッ! ベシッ! フンッ! フワッタァ!   無事に蜂君は出ていきました。   やってやったぜ顔の般若を祝福し、蜂との決着がつきました。   ちなみに、フワッタァ! は未だに私と弟の会話にたびたび使われます。
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