つめたいあめ

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つめたいあめ 雨は好きだと思う 空は暗いけど、雨粒がキラキラしていて、とても冷たい それも好き 外に出て雨にうたれながら空を見上げる あぁ、雨って冷たい そう思っていると、ふっと目の前が暗くなる そこには傘があった 「栄口、どうしたの?」 「水谷…?」 後ろを振り向くと水谷が傘を持っていた 「なんで雨の中、傘も差さないで立ってるの?」 「雨が好きだから」 「なんで…泣いてるの?」 あれ?なんでだろう、ほっぺたが暖かい ぽたり ぽたり あ、泣いてるのか 「栄口、一人で泣かないでよ」 「え…」 「もっと俺を…頼って…?」 そう言った水谷の顔は俺よりも辛そうな顔で、 雨にうたれてないのに、ほっぺたに滴が通っていた ぽたり ぽたり 水谷の涙が地面に落ちていく 俺なんかの為に泣かないでよ、 そんな水谷、見たくないよ… 雨が心の叫びを持って行ってくれると信じて 俺は心の中で泣いたんだ end 相方にあげましたwww とりあえず、1時間で考えました(笑)
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