吉沢の連覇ならず=世界選手権

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真のしりとり世界王者を決める4年に一度の祭典、しりとり世界選手権は23日、ドイツのオーベルストドルフで男子個人準決勝の2試合が行われ、日本期待の吉沢健一(吉沢酒店)はマイケル・ウォルシュ(米国)に2―1のフルセットの末敗れ、2大会連続の優勝はならなかった。 吉沢は1―1のタイで迎えた第3セット第38手目、ウォルシュの「きせいかんわ」に対して「わたみ」と返したところ、ウォルシュ陣営から「和民」はルール第16条第5項の「酒類を提供する店舗等の固有名詞の使用禁止」に該当するのではないかとのクレームを受け、審判団の協議の結果、失格処分を受けた。 吉沢は試合後、「そんなルールがあるとはまったく知らなかった」と述べ、「相手は日本語をまったく話せない米国人で、非常に有利な状況だったのに…応援してくれた五反田の皆に申し訳ない」と涙を見せた。 勝利したウォルシュは「日本語は難しいよね」とはにかみながらも「意外に楽な展開だったので、決勝に体力を温存できた」と余裕のコメント。「必ず優勝しますよ」と意気込んだ。 決勝は吉沢に勝利したウォルシュと地元ドイツの新鋭オットマー・ベッカーの対戦。小学生同士の決勝戦は大会史上初。  
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