第二幕

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第二幕

結局 その次の日からも 私は極平凡で 特に 変えることも 変わることも 無いまま生活している 「ねぇ咲!」 「ん?どしたの?」 だいたい次の言葉は 予想がついていた 「次の授業さぁ… サボらない?」 ほらね だと思った… 「いいよ!行こう!」 私たちの サボる場所は 決まって同じ 良く晴れた日の 第一校舎の屋上 カフェオレ付き… することも 決まって同じ 昼寝か 恋バナか 人間観察… 屋上入り口の やたら重いドアに 手をかけた ギギギィ と音をたて ドアが開いて 隙間から友人が 屋上に入り込んだ 「あ…」 と友人が 声を発した… 「どしたの?」 後ろにいた私が覗くと 数人の人が 視界の中で動いた
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