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ハセヲは自分の目の前に在る鎌を手に取る。
そして、自分がこの鎌で貫かれた痛みを思い出す。
ハセヲ(何故なんだ…なんでリアルに痛みが走った…。
なんで、俺はPCとリンクしちまってんだ…。
解んねぇ…全く解んねぇ…それにあの黒いヤツに襲われてからPCの形迄変わりやがった…。
アウラがくれたこの武器は…
銃?なのか?)
その時入口の方から声がする。
セリス「ハセヲって言ったな!
お前は選ばれたんだよ…
この世界に!!
アウラに。」
ハセヲは驚き振り返る。
ハセヲ「はぁ?何言ってるんだアンタは?イタすぎだろ?(笑)だけどなんでここに居るんだ?後名前は?」
セリスはゆっくりとハセヲの方へ歩み寄って来る。
セリス「すまない名乗り忘れた私はセリス、君と同じアウラに選ばれた者だ。
ハセヲその鎌は君のロストウェポンだ。」
ハセヲは手にした鎌を見つめた
ハセヲ「じゃあセリスもPCとリンクしてるのか?」
セリスは頷いた。
ハセヲ「そうか…元に戻る方法は…解らないよな…。」
セリス「すまない、だがこの世界での生き方は少しは教えられるつもりだ。」
ハセヲは自分一人では無いと言う事に深く安心感を覚えた。
ハセヲ「なぁセリス、この銃使い方解らないか?」
セリスはハセヲが手にしている武器をマジマジと見詰めて首を傾げた。
セリス「一見双剣にも見えなくも無いが…トリガーがついているからな…
すまんが私には解らない
ならば力を使いに行って見ないか?」
[セリスのメンバーアドレスを受け取りました。]
ハセヲは自分のメンバーアドレスをセリスに渡す。
ハセヲ「セリスよろしくな^^
でも俺戦闘事態したことないんだ…(笑)」
セリスは唖然としてハセヲを見詰めている。
セリス「ほ、本当にか?」
ハセヲ「あぁ、ここにもレベル上げついでに来たからな…
まさかこんな事に成るなんて思いもよらずでさ…」
セリスはハセヲの表情を見て、ゆっくりと歩み寄って行く。
セリス「君はもう一人では無いさ、私が居る。
そして後6人のモルガナの使いが居るはずだ。」
ハセヲはセリスの言葉が嬉しかった、自分一人がこの世界に取り残されて居る訳では無い事、謎を解く仲間が居る事に深い安心感を持てた。
ハセヲ「セリス…ありがとな…
あの…さ、俺何も知らないし何も出来ないかも知れない…でも強くなって見せる強くなって、俺はリアルに戻って見せる!!」
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