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HASEO side
ハセヲ「何だったんださっきのは…。」
ハセヲは先程の現象が頭から離れないらしい。
ハセヲ「考えても解んねぇ…とにかくゲーム楽しむか。
っとアイツ来てるのかな…メール入れたし見つけたら声かけてくるだろ。
それまで色々回るとすっかな」
ハセヲは初めて訪れた世界に、興味が隠しきれず辺りを見て回っていた。
ゲートの方でハセヲを見つめる二人がいる。
一人はクレイモアを装備した、人間の男。
もう一人は、ツインエッジを装備した人間の女だ。
男「おい、あれ…レアPCじゃねぇか?
なぁ~話し聞いてんのか?セリス!!」
女性の名はセリスと言うらしい。
セリスはハセヲの方を向きながら男に言った。
セリス「レアPCか…、ならアイツも…」
男「ん?なんだ?セリス知り合いなんか?」
セリス「い、イヤなんでもない気にするな。
行こうかレイザス」
そう言うとセリスとレイザスは、カオスゲートからフィールドへ向かった。
セリス(アイツのPCは…)
ハセヲはキオクスの前で言ったり来たりを繰り返していた。
ハセヲ「だぁー!!どいつもコイツも!!Lv1だとパーティーどころか話しすらまともに聞こうとしやがらねぇ!!
しぁねぇ、ソロでやるか………どやってフィールド出るんだ…
わ、解らねぇ…」
ハセヲの回りで何人かが笑っている。
「あいつ初心者も良いとこだなw」
「だなwwからかいに行ってみるか?wwwww」
ハセヲはカオスゲートの前で一人肩を落としながらふて腐れていた。
その時ハセヲに誰かが話しかけてきた。
男「見つけた!!ハセヲ!!」
ハセヲは驚き振り替える。
だが視界には誰も居ない。
ハセヲ「ん?誰も居ねぇ…?」
何かがハセヲのズボンを引っ張っている。
ハセヲ「!!!?なんだ!!このPC!!」
ハセヲの足元には、子供の様なビースト族のPCが居た。
男「お前さぁ、メール位確認しろよ~。」
ハセヲ「おい…なんであんたにそんな事言われる筋合いがあんだよ?
PC名クロン?知らねぇし、俺さっきこのゲーム始めたばっかだし人違いじゃねぇの??」
クロン「いーから~!メールチェックして見てよ^^」
ハセヲは渋々メールチェックをし始めた。
ハセヲ「!!!!!んな!?」
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