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ディズニーシーに行って以来、綾香とはそれなりに連絡も取り合い、遊びに行ったりもしていた。
別れたカップルとは思えない。
俺の中ではまだ終わってはいない!
あとで知ったことだが、やはり綾香の中ではディズニーシーに行った日でお別れになっていたみたいだった。
そんなことは知る由もない俺。
必死で綾香との関係を保とうする。
綾香はいつもわからないことや、初めて行くところなど、とにかく俺に頼りっきりだった。
俺はそんな綾香と一緒にいたことで男らしく、逞しく、そして頼りがいのある男に成長していた。(俺が思い込んでいるだけかもだが)
綾香と付き合う日に決意した
『男らしく、頼りがいのある男』
にいつの間にかなっていたのである。
仕事でも何でも俺は人から頼られることに生きがいを感じている。
自分を必要としてくれている人がいる…それが俺の『価値』であり生きている証でもある。
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