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―凛side
圭にぃも素直じゃないな｡
私は笑ってしまった｡
私の周りの温かい人達｡
ありがとうなんて…
いくら言っても足りない｡
刹｢俺､春子さん…母に
絶対､凛先輩の事…
認めさせるから｡｣
刹はそう言って笑った｡
凛｢私も…刹といたい｡｣
突然刹は不安そうに
小さな声で私に聞いた｡
刹｢俺…のこと…
家とか関係なくて…
見てくれる??｣
その言葉に私は刹を
軽く叩いた｡
凛｢元からちゃんと
刹の事､見てるから｡｣
刹は私を抱き締める｡
抱き締める時､刹の腕の
震えは小さくなっている
のに気付く｡
前に進んでる｡
確実に｡
好き､大好きだよ｡
離れるなんて､嫌だ｡
.
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