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……綺麗な人。 春子さんの印象だ。 綺麗な人…だけど… どこか冷たい。 そんな人だった。 春「あら、凛さん?? 庶民がどうしてこの家に 踏み込んだのかしら。」 ムッ…。 春「はぁ…なんなのその 品のない顔。 こんな子が私の娘に?? 無理だわ。」 ムカッ…。 刹「春子さんっ…!!」 うおっと…。 我慢、我慢だ、凛。 しかしこの我慢もある 一言で崩れ去る。 春「きっとお友達も品の ない、どうしようもない 人なんでしょうね。」 馬鹿にしたような笑い。 凛「………ないで。」 バンッ!! 目の前にある机を叩く。 凛「ふざけないで!! 私の友達のことをそんな 風に言うなんて…… 何も知らないくせに!! ふざけないでっ!!」 .
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