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―刹side 春「な……っ。」 あーあ、春子さん、唖然。 でも友達の事を言われて 怒るとか…凛らしいな。 優しい凛。 強い凛。 俺が持ってないものを 持っている。 そんなことを思っている 俺に気付く。 こんな時までノロケ?! って自分で笑ってしまう。 ま、こうなった以上… しょうがないかな。 刹「春子さん。」 春「なに??」 この鋭い目は俺の弱点。 でも凛を手放すわけには いかないんだ。 刹「凛と一緒になれない なら…この家を出ても 良いですよ。」 俺の言葉に春子さんが 息を飲むのが聞こえた。 ――俺は本気だ。 .
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