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―凛side 春「な…にを…」 春子さんの震える声。 あぁこの人、本当は凄く 弱い人なんだ…。 そう思った。 春「そんなの…許さない。」 首を横に振る春子さん。 凛「あなたにも…分かる。 この人を愛する気持ち。 …分かるでしょう??」 照れくさい事を言う。 けど今の春子さんには 言葉が必要だと思った。 春「いいわ…。」 溜め息とともにそう、 春子さんは言った。 春「でも結婚は別です。 条件を出します…。」 その条件は私には 知らされる事はなく、 次の週、刹は姿を消した。 私の手元には誕生日に あげたネックレスの お礼にと、刹がくれた 指輪だけが残っていた。 .
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