4647人が本棚に入れています
本棚に追加
/128ページ
今日はいつもの今日で
あったはずなのに…。
そのいつも通りの今日は
ある美少年によって
脆くも崩れ去った。
待て待て待て。
少し整理しよう…。
ゆっくり思い出せ。
何故、私は今こんなにも
慌てふためいているのか。
まず学校に着く。
教室まで行く。
いや、違う。
教室まで行こうとした
廊下で、声をかけられた。
この微妙な距離にいる
私の前の美少年に。
そして裏庭に行き…
……ん??
それから……??
何か言われたような。
うーん。
「あの……」
微妙な距離を保ったまま
美少年は言う。
.
最初のコメントを投稿しよう!