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『で、私は思ったわけです!』
「なんだよいきなり…」
クラスの皆にはこの宙に浮く生首が見えていないと分かっているのだが、オレは度々辺りを見回してしまう。
生首は呼吸を整えて、大きな声で言う。
もう、気が気じゃない。
『何で、私って首だけなんですかね!?』
え?いや…それを君が言うか?
『やっぱり体があっての幽霊ですよね?』
生首がオレの頭上で激しく舞う。
彼女は、ひとしきり踊り終わると目を見て言った。
『私の記憶が戻ればあるいは…』
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