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「…ホントに大丈夫?」
「あんなの、嘘に決まってるって」
オレ達は旧校舎の薄暗い木造の廊下を慎重に歩いていた。ホコリっぽい臭いと木のキィキィと鳴く声で、皆の恐怖が増大されているようだ。
七崎さんは懐中電灯を手に持ち、グループを引っ張っている。
オレはというと、グループの最後尾にいる。
結局のところ、「オレは何も変わってないのだ」ということを自覚しなければならなかった。
勝手に自己嫌悪に陥っていると、いきなりの叫び声がオレの耳を突いた。
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