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その時だった。
上司が代わってやる。と一言。
男は言葉に甘えることにした。
すぐさま分娩室へ。
しかし、目の前の分娩室は既にサタンにとりつかれた者たちが占拠している。
しかたない。
ひとつ上の階にまだあったはずだ。
しかし、階段がきつい。
ようやく、到着したときにはサタンの攻撃は激しさの頂上にいた。
ここの分娩室がダメだったらヤバいな。
男は悟った。
分娩室は空いている。
すかさず入るが、その分娩室は和式。
だが気にしない。
気にしてる余裕がない。
男は全てをさらけ出し、タイミングをはかる。
今だ!
男に春がきた。
カウンターに戻る男の顔はすがすがしかった。
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