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ユナは
「たす………け…て」
とかすれた小さい声を出した。
ユナは酷くアザが多く、息も上がり眼を開くこともできないくらい弱っていた。
奥にいる男は寝ているみたいで今が逃げるチャンスだった。
片野「逃げよう、さぁ早く。。。」
片野はユナをおんぶして階段を駆け降りた。
下につくと窓際に立っていた男が気付き、走って降りてきた。
車までの距離はそれほどではないがユナをおぶっているせいか上手く走ることができない。
男はついに下についた。。。。
片野は籏野に
片野「先にいってエンジンかけとけ!」
と言った。
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