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『ちょッ・・・』
志野は襲い掛かってきた変態を間一髪でかわした。
『なんでよ~』
何がいけないのか分からないと言った表情で摩子が残念そうに言った。
『「なんでよ~」じゃないッ!こっちが「なんでよ~」ですよ!』
『だってぇ~』
肉が~志野が~匂いが~などという言葉を羅列しながら摩子は駄々をこねた。
『はいはい、ご飯冷めますよ』
『仕方ないなァ・・・いただきまーす』
いつものやりとり、志野もいちいち怒らない、ただのじゃれあいであるというのは2人とも良く分かっていたし、こうしたじゃれあいはとても楽しいのだった。
『沢山食べてくださいね』
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