摩子と私

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「昨晩も摩子は帰って来なかったか・・・」 わたしは一人朝食を済ませ学校へ向かう。 学校へは車で30分、そこそこの距離だ。 薬学系の学部で、そこそこ知名度もありレベルも高い学校だ。 良い大学に入りたかった私は、高校2年からは勉強漬けの毎日だった。 他のクラスメイトのような堕落した青春はいらない、私は良い大学に入り一流企業に入社し、可愛い摩子と一生幸せに暮らすという目標があるのだった。 全ては摩子と幸せに暮らすため。 他のものはいらない、全てを放り投げて寄せ付けない。
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